工作 水に浮かぶもの

先週のテーマ、「水に浮かぶものをつくろう」レポートです。


船、とは限定せず、”水に浮かぶ何かおもしろいもの”を自由に作ろうということで、みんなに作ってもらいました。

できたものはプールの水に浮かべて遊びました。自分の作ったものを水にそっと放して、ちゃんと浮かんだ時の顔がとてもうれしそうで印象的でした。


スタンダードな船やイカダはもちろん、やはり謎の発想のものや想定の斜め上をいくもの、いろいろなアイデアの”浮かぶもの”が生まれて、私たち講師も大いに楽しませてもらいました。


おもしろいことに、傾向として、年齢が下の子ほどいろんなパターンを何個も作りたがり、年齢が上がるにつれひとつのものを細かいところまでじっくりこだわって完成させるのでした。


小さい子はまだまだ完成度よりも、実験的にものを作り、なんでも自分で試して自分で見たい時期なのでしょうね。

それが色々な経験を経てだんだん自分の完成イメージをしっかり持つようになって、あの手この手を駆使してそのイメージを目指してこだわって制作するようになるのでしょう。

そういった進化の過程を長く見ていけたら私たちとしてはとても楽しく、やりがいがあります。


何を作ったらいいかわからない子には、ひとまず船やイカダを作ることをすすめてみました。

わからないようで、きっかけのカタチがあるとその子なりにサイズを考えたり色を選んだりしているうちに、だんだん別のアイデアが湧いて来ていつの間にか自分なりのイメージやこだわりが出て来て没頭していきます。


家からすでに何を作るか考えて来た子の興奮度は高く、来るなり早々に材料を選び、どんどん作って行きます。




こういった工作では、使う素材もプラスチックのトレーなどのゴミとして捨てるようなものなので、あまり"素敵なクオリティー"という成果は期待しにくいので、お母さん方としては『牛乳パックとかペットボトルとかの工作、もうええわ...』と思われる方も多いのではないかと思います。大人からしたら、なんやこれ、と思えるようなクオリティーだったりします。笑

ですが、成果を重要視するのではなく、過程の中で自分なりのアイデアを広げ、考え、手を動かして、めいっぱいの能力と技術を駆使し、工夫し、身近ななんでもないもののかたちを自分のわくわくするイメージに変えていく、その過程の中に大切な経験が詰まっている、と解釈していただけたらと思います。こういうリサイクル品だといくらでも失敗してもいいという気軽さもいいですね。



今回、いちばん衝撃だった作品はこちら。

海賊船(蝉の抜け殻が海賊) 小5の女の子の作品です。


「もし何か使いたい素材があったら持って来て」という声がけに対して、蝉の抜け殻を持って来ました。

私は抜け殻だろうが蝉が大の苦手。というか脅威です。抜け殼を近づけられるなどの嫌がらせも受けながらずっとゾワゾワしていました。


でも、ゾワゾワしながらも、このセンス、脱帽です。そして色んな設定への追求が真剣でとても楽しい。最終的にはこの蝉の抜け殻の海賊たちになんだか愛着が湧いてしまいました。



これは未来のハイテクな生活システムの家を浮かべました。赤ちゃんを嬉しそうに見守る女の人と男の人、無人で育つ農作物のある畑、そこでとれた野菜を入れたら自動的に食事が出て来るマシーン、無人で魚を釣るシステムなどが搭載された家のようなもの。 最終的にはアイデアが溢れて止まらなくなって夜の9時頃まで作っていました。笑

本人も、今までで一番満足する工作ができたと喜んでいました。

               


ウミヘビ。(小1男の子)

糸を通してくにゃくにゃ曲がるようにしました。しましまがおしゃれ。



















虹色の魚。(年中 女の子)

いつもひとつの絵の中にも驚くほど具体的なストーリー設定が実はあって、その説明を受けるのが私たちの楽しみになっています。


いつもは黄色だけど、虹を見ると虹色になる虹色さかなで〜..と教えてくれました。












生徒たちと一緒になんとなく作っていたらめちゃかわいいのができました。

気に入ったのでここにこっそりのせます。


水に顔をつけたくなる者、足で入りたくなる者、そんなつもりはなかったのに遊びに夢中になり過ぎてびちょびちょになる者も現れて、そんな水遊びも楽しい週でした!




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