こんにちは。
今日は先日2週かけて取り組んでもらった夏休みチャレンジ、『名画の模写』についてのレポートを。
チャレンジャーは年中さんから高1までの生徒さんたち。大人の方も1名チャレンジ中です。
1週目では、くやしくて号泣したり、もう無理やー!と叫ぶ子など、様々な反応が見られました。笑
好きなものを好きにのびのび描かせてあげたい気持ちなど心の中で胸の痛みを感じながらも、心を鬼にして!、2週しっかり取り組んでもらいました!
結果として、みんな本当に本当に辛抱強くがんばり、とても見応えのある力作ができあがりました!!まだチャレンジ途中の子も何人かいるので、とりあえず完成している作品を掲載します。
今回は
ヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」1665年頃
フィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」1888年
クロード・モネの「アルジャントゥイユの橋」1874年
サルバドール・ダリの「記憶の固執」1931年
の中から好きな絵を選んでもらいました。ダントツでフェルメールとゴッホが人気。
モネは3人、ダリは1人。
絵・美術の世界は、”頑張った賞” で評価が測れるとは限らず、サラッと描いたものがものすごくかっこよかったり、良い作品として成立しうる世界です。
実際、アートの世界(イラストやデザインの世界も含めて)ではそういう作品にとんでもなく高い評価や値段がつけられたものがいくらでもあります。(といっても、実は作家の強い意図や意思、積み重ねた思考があったりはしますが。)
各ジャンルによって、一定の基本的な必要知識やスキルはありますが、スポ根の世界とはちょっと違います。そこがアートの世界のおもしろいところです。
そうはいっても、自分の描きたいことを実現するためには、いくらうまくいかなくて嫌になって投げ出したくなることがあっても、諦めず理想に近づけるための創意工夫や試行錯誤が必要になることはいくらでもあります。
そこから逃げずに取り組んだ結果、思った通りの、または思った以上のものができた時の感動、手応えや達成感を大きく体感してもらいたい、自信を深めてもらいたいということも大きな狙いのひとつでした。
今までやったことないくらいのいろんな色を作った経験も生かされるかと思います。
こどもたちに、直ちにこの影響が現れるかはわかりませんが、
知らず知らずのうちに今回の経験が熟成されてなんらかのかたちで子どもたちの心の成長や豊かさに影響を与えることを願っています。
がんばってくれて心から感謝です。
Comments