スーラの点描画

Instagramを始めたこともありだいぶサボっておりましたが、久しぶりに更新します! 今日は、先月のスーラの点描画でみんなの描いた絵がとても素晴らしかったので、紹介したいと思います。



ジョルジュ・スーラ(Georges-Pierre Seurat)は1859年フランスのパリの裕福な家に生まれました。時は印象派の時代。スーラは正規の美術教育を受けたのち、キャンバスに絵筆を滑らせて描くという古典的な技法ではなく、画期的な点描画を生み出し、"新印象派"を代表する画家となりました。


当時、他の印象派の作家の中にも点描画法で絵を描く人はいましたが、スーラの点描画は、科学的な色の分析をもとに無数の色の点のみで画面を埋め尽くして絵を構成するという独特の点描画でした。


光や空気を絵の具を用いて、見たものを自分たちで描きたいように直感的に描いていた印象派の作家達に対し、スーラは科学的・理論的に色の配置などを考えて計画的に絵を完成させました。だから"新印象派"なんて呼ばれたんですね。



細かい色の点で人物や風景を描いたスーラの絵は、独特の光や温かみ、静かさで満たされ、たとえ大勢の人々が賑やかげに描かれていても、美しい色彩のハーモニーの中で一瞬の時を止めてしまったかのような絵となっており、じんわり心に残ります。


代表作は「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(1884-1886年)

2年の歳月をかけて完成した約2メートル×3メートルの大作です。

そんな大きな絵を細かい点々で描くなんて絶句です。。


ただ、そんな異才なスーラでしたが、残念ながら31才の若さで病死していまいました。

点描という時間が必要な制作方法なので作品数は多くありませんが、それでも現代においても重要な画家として評価されています。


こどもクラスでは今回、簡単なレクチャーをしたのち、彼の点描画のやり方にできる限りのっとって、2週かけてスーラの点描画法を実践してみました。

スーラはキャンバスに油絵ですが、画用紙に絵の具です。


幼稚園生から小6までのこどもたちがチャレンジしました!



1週目、想像以上の集中力で取り組み始めたものの、いくら点を打っても打っても全体の絵が見えてこない作業に、だんだん顔に疲れやげんなり感がでてきました。


みんな、2週目大丈夫かな〜やり切れるかな〜...と少し心配していましたが、

予想に反して、2週目に来たみんなのモチベーションが高く、期待が高まりました。


結果、とても完成度の高い作品がたくさん生まれました。

みんな本当によく取り組みました!

埋め尽くすように並べられた無数の色々な色の粒が、目の中で混ざり合い、鮮やかで強い独特の印象を残す絵となりました。

それはまさにスーラが実践した点描画法で表された色と光の表現です。


実際のスーラのエッセンスに少しでも触れられたのではないかと思います。

一枚一枚展示から外して返却するのが毎回惜しい気持ちになりました。。





27回の閲覧