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みんなが想定の斜め上を行く

やった!

先週のお花をモチーフとして、素敵なお花の絵がうみだされました!

そのうちのいくつかを紹介します。

お花をしっかり丁寧に観察しながらも、湧き上がる自分の想像を抑えることなく自由な気持ちで絵の中に加えながらもまとめ上げているところが素敵です。実はお花のデザインも少しオリジナルにアレンジされていてたり、アドバイスを元に白い花器を引き立てるために台の布を大胆なピンク色と青の水玉模様に変えました。(実際はただの白い布) たった今気づいたけど小さい星も散りばめられている!黄色い花の葉っぱか何か一部なのかもしれませんね。もしくは星のアクセサリーの付いた花なのか。かわいいサインもオリジナルデザイン!じょうろからお水あげてるし!絵とマッチしてかわいい!(小1・水彩絵具)


通い始めた頃は手取り足取りアドバイスしなければひとりではなかなか筆を進めることができませんでした。しかし今はこんなに、ひとつひとつの花にしっかり向き合い、丁寧に、生き生きと描き上げられるようになりました。自分の恐る恐る動かす手と踏み出す勇気がこんな風に素敵な絵を生み出すことができるんだという喜びや誇らしさを感じてくれているなら心からうれしいです。額に入れて飾りたい!(小4・パステル)

今までは絵を描くのに苦手意識があるのが見受けられ、お母さんに「絵を描いて欲しい」と言われると「いや〜!」言って逃げてしまう、という子でしたが、今回『たぶん嫌がるだろうな〜』と他の課題を考えつつ花を描くことをいちおう提案してみたら、スッと自らイーゼルの前に腰掛け、スススとすごく集中して描き始め、ちょっとびっくり。お花が星のように見えたのでしょうか。のびのびと力強い茎を描き、赤、紫、黄色の星のかたちの素敵なお花が描れました。青空のようなものも見えて、(室内で描いたのだけど。) まるでお花が青空の下に立って生き生きと手を広げて笑っている姿のように見えました。元気な心が絵に映し出されているようでした!(年中さん・水彩絵絵具)

モチーフのお花をしばし眺めたのち、「アサガオが描きたい!」と言い始めた自由人Sちゃん。「え!アサガオ?!全然違うのんやししかもおもいっきり夏の風物詩!!(爆笑)」とツッコミましたが、彼女は与えられたものではなく自分のその日の気分やイメージを大事にし、いつも描きたいものを自由に、かつ強い意志で描き切ります。今回は黒い紙をチョイスして、初春に、アサガオ、、、さて、どんな絵になるんだろう??と思っていたら、気がついたら漆黒の闇の中にアサガオがぼうっと光って浮かび上がっているような幻想的な絵になっていて驚きました。花、というきっかけを与えてこんな絵が生まれるとは...!!! 今日も私たちの想定を良い意味で裏切って素敵な絵を描いてくれました!(小4・パステル)

こちらは大人の方の絵です。透明水彩という絵の具でマーガレットを描きました。絵の具で絵を描くのは今回で2回目でした!今回は主に、花器に生けられたたくさんの花々の中で何を描き何を描かないかという構成の仕方、白い花をどのように描き表すかという課題と単調に使いがちな筆の使い方・水の量(絵の具の濃淡)の調整に関してアドバイスをさせていただきました。淡く抑えた上品なじわっとした色味が美しい素敵な絵ができました!枚数を重ねていけばかなりいい感じになっていきそうです。すごく楽しみです!( 70代の方・透明水彩)

サインペンでカッキリビビッドな色でチューリップを一本。鮮やかで、線に迷いがなく、花びらの重なり方やフォルム、くるんとなった葉っぱなどに鋭い観察力の高さがうかがえます。サインペンと油性ペンを駆使して、ピンク系の色の中にもいろいろな色味や濃淡を出しています。かっこいい!!(小2・サインペンと油性ペン)

こちらも、花器に生けられた花々ではなく、そこから桜のある風景を描いてみたい、というイメージに辿り着きました。もちろん想定の斜め上を行った要望でしたので、ちょうどいい資料がなく一緒にインターネットでイメージに近い画像を探しました。驚いたのはこの木の描き表し方!かっこいい!おもしろい!たっぷりボリューミーに咲き誇る桜の花の描き方(塗り方)にもすごく工夫していて、もこもこふわふわに咲く桜の感じが出ています。川も脇役ではなくしっかりとした存在感。平面的で浮世絵のような表現でとてもおもしろいです。桜の枝先にきちっと描かれている粒のようなものは蕾でしょうか。土手の石や階段もきっちり描いています。この子の風景画、もっと見てみたいなあ!っと思わされました。(小1・色鉛筆)

モチーフ(花)に向いて立ててあるイーゼルに座って黙々と真剣に描いている。。。どんな絵かな...。!!えっ!!ぜんぜん花見て描いてないやん!!笑 と思ったら、あ!あった!描いてある〜〜。ピンクのお花とその右にある薄水色のふわふわっとしたのもお花です。(でもこんな花なかったような。。。) 彼女も自分のアイデアやイメージをのびのび炸裂させるのが楽しくて、小さなお気に入りアイテムを一枚の紙のなかに散りばめる自由人タイプ。小さいけれど、ひとつひとつよく見るとこだわりが詰まっていてすごく楽しい絵を描いてくれます。これはこれでいいのだ!もっと絵の中の世界を自分色に埋め尽くして欲しい!(小1・色鉛筆・パステル)

あーおもしろかった。



絵を描くって見ないといけないこと、考えないといけないこと、気をつけないといけないこと、迷うこと、決めないといけないことなどなどいっぱいやることがあってけっこう忙しい!!

だから集中すると時間があっという間に経ってしまう。しんどいし、疲れる。


でも楽しい!


いい集中で絵を描くと疲れもいやな疲れじゃないのです。


スポーツとかでもなんでもそうですよね!

いい感じに何かに没頭できると疲れても、逆に生命力が湧いてくる。みたいなのありますよね。

たとえ時間的に短くても深く経験する、濃い時間だった、何かを得た、と充実感を感じる時間。



アトリエで過ごす時間の中でみんなそれぞれにそういう深い経験が得られますように、改めて祈り、

そのために全力を尽くさねば、と思う次第です。💪🏼





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