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たった4コマにキュッと詰めて

いまや日本の文化として、世界的にも認知されているまんがやアニメ。


三丁目にも漫画家になりたいと言っている子供達がいたり、まんがのイラストを上手に描くことはやはり憧れで、漫画やアニメはもう当たり前のように身近な存在です。



とういわけで、ずっといつかマンガやアニメ、イラストをテーマにした課題をやりたいなあと思っていました。

そして今回、小学生に4コマまんが作りをチャレンジしてもらう、ということになりました。

幼稚園児には紙芝居に近い感覚で、4枚の画用紙で物語を表現してもらいました。


たった4コマで、自分の頭の中のイメージをいかに端的に表現し伝えられるか。

たった4コマでストーリー(的なもの)を表現し、無駄を省き、意図を読み手に伝えて楽しませなくてはならない実はとても頭を使う高度な創作です。俳句に近いような気もします。


起承転結の構成の話や、実は身近な小さなことからいくらでも4コマまんがが作れるということなど簡単な説明と北斎漫画やリラックマの4コマまんがなどの参考作品を見せてから取り組んでもらいました。



やはり5、6年生になってくると絵も字も上手で見やすく、ストーリーもなかなかで、読み手の視点をだいぶ客観的に考えられる力もあり、4コマ作品として良く成立している傾向はありましたが、小学校低学年の子でも「おお!」と驚くほど良い4コマまんがになっている作品がたくさんありました。


最初は難しく感じていた様子でしたが、だんだんコツがわかってきて、楽しい4コマまんがが作れたことをとてもよろこんでいました。



幼稚園児のお話作りも、私が予期していた以上に色々な設定イメージがあったりお話がよくまとまっていて関心しました。絵本などで様々な物語に多く触れる大切さも感じました。

自分でお話を作れたことがとてもうれしそうでした。






今回は、それぞれの子供たちの日頃の視点や考えなど独自の「世界観」が小さな4コマの中にきゅっと詰まっているようで、見ていてとても可愛く、おもしろく、大人が読んでも本当に楽しめます。


そんなおもしろく、いとしい小さな作品たちでしたので、印刷して簡易な冊子にまとめました。

教室の待合スペースに置いてありますので、お越しの際にはぜひご覧ください!























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<余談>

漫画の源流は平安時代の絵巻物の中にすでに見られ、絵巻物「鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)」が日本最古の漫画(のはじまり)である、と言われているそうです。


さらに、江戸時代の浮世絵師 葛飾北斎がスケッチ集として発行した「北斎漫画」はたいへんユニークな内容で、印刷技術が発達したこともあり絵画作品が大衆にアピールし人々にとって身近なものとなった、まさにマンガ・4コマまんがの源流といえる存在です。



興味深いですね〜


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